頑張らねば
36で未亡人になった姑が何かあるごとに、お父さんさえいたら……と言っていたのを思い出す。
いやいや!違うだろう!
彼女はそれはたいへんな思いをしただろうけど、けど……彼女には若さと子供達があった。
辛かっただろうけど、生きなきゃならない理由と張りがあった。
舅姑がいて小姑がいて、想像を絶する苦労があったことは想像できる。
私が嫁いだとき、この姑舅小姑は全部周りにいた。強者達だった。
だからこそ悲しんだりくじけたりしながら、
姑は生きて来れたのだろう。
だけど、今の私には頑張らねばならない理由が何もない。
子供達はそれぞれ家庭を持ち、姑も見送った。
もう私が頑張らねばならないならない理由が何もないのです。
ただ毎日生きているのですが、1人暮らしは何をしてもつまらなく虚しいのです